戦を終えて

一昨日帰阪して、爆睡。翌日は、春にNZに行った仲間達と痛飲。今日昼前に目覚めるも、いまだに放心状態です。
ステージで張り切りすぎて、クレジットカード折れてしまいました。あ、陸マイラーです、よろしく。帰りの飛行機で「タッチ&ゴー」出来ずに難儀しましたとさ。
本番当日は必死だったのですが、今こうしてゆっくりと思い出すと、甘酸っぱいものがこみ上げて来ます。
自分は生まれてからずっと、人間関係を使い捨て使い捨て生きてきたような気がします。そんな自分ですが、バンドのおかげで、再び昔の仲間の輪に加わる事が出来ました。

超ゴージャスなバンドをバックに、「China Grove」を必死に歌う私です。
それにしても、皆さん本当に演奏も上手だし、色々な音楽を聴いてるし、音楽に賭ける思いには本当に恐れ入ります。何しろ、有り余る才能に恵まれながらも、「真摯に楽しく音楽と付き合う自分でありたいために敢えて職業音楽家の路は選ば」なかった様な人たちです。
翻って自分はといえば、十数人のメンバーの中でただ一人音楽で食べている人間であるにもかかわらず、色々な面でみなさんに劣っています。
何をしてだって食べていける人間と、何一つまともに出来ないけれど、幸運に恵まれただけで、どうにか食っている人間との違いがここにはあります。
多分自分に一番欠けているのは、「想いの強さ」みたいなことかな、と思います。でもこればっかりはどうしようもありません。余り自分を追い込まず、楽しく努力を続けたいと思います。