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「ドイツの名醸地をめぐる」

昨日のワイン教室はドイツでした。
らいんがう、もーぜる、とろっけんべーれんあうすれーぜ、りーすりんぐ、しゅぺーとぶるぐんだー、その他いろいろです。

第二次大戦に負けてお金がない頃に、甘みを添加したワインがふえたのがドイツだそうです。
甘みというのは、お酒においても料理においても、安易に欠点を覆い隠すことが出来るものらしいです。先生によると、同じ敗戦国である我が国における当時の日本酒の状況も、かなり似たようなものであったとの事。とても興味深い話です。

前半一時間の講義では僕は元気です。ばんばん質問します。意見も言います。
ところが後半のテイスティングに入ると、むっちゃ無口です。甘い、とか、酸い、とかくらいしかわかりません。好き、嫌いも特に感じません。こんな劣等生気分は大学五回生の時のドイツ語購読の授業以来です。

大学を卒業するのに絶対に必要な単位を取るために、ハイデガーを原著で読む講座に参加する必要がありました。
本のタイトルは、「Was ist Metafisik」だったかな、綴りは多分間違えております。
そのときも、一応ドイツ語の単位は取得済みだったのですが、"色々な方法で"、ただ試験を乗り越えただけなので、全然ドイツ語わかりません。
発表の時に、誤訳した部分を指摘され、その流れで、極めて初歩的な文法に関する質問をされました。
全く答えられなくて、ただただ汗をかいて立ちすくんでいた自分に、教授は静かに言われました。
「僕はねえ、昔ドイツ語の先生をしていたこともあるんだよ」
ひいいいー。
「二十数人いるこの教室の中で、こんな初歩的な質問に答えられないのは間違いなく自分一人だ」
と思うといたたまれなくなった事を、今でも鮮明に覚えています。24年前の出来事です。

普段は、知識をひけらかす田舎の秀才どもが大嫌いで、
「知識なんてそんなに大事なものじゃない、それをどう使うかが大事やねん」
とうそぶいていた自分ですが、このときばかりは、冷や汗ものでした。
寛大な教授のおかげで卒業はさせていただきましたが、とにかく、こんな冷や汗は24年振りの事です。ここのところ、ほぼ毎週のようにそんな冷や汗です。

授業が終わって、短い時間ですが先生を囲んで少し飲みます。
テイスティングの時に、険しい表情をして無口だった自分に気づいたのでしょう、先生に、
「佐藤さんはドイツワインは苦手ですか」
と聞かれてしまいました。
いえいえそういう事ではありません。果てしなく何もわからない自分に泣きたくなっているだけでございます。(S)

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