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叶姉妹のようなワイン?

ワインに興味を持ち始めてまだ1年余りの自分は、ワイン界の人たちというのを見た事がありませんでしたが、先週の土曜日には、ワイン界のJesus Christを迎えるだけあって、日本のワイン界の人たちも何人か来ていたようです。
質問に立ったYさん、それから招待されていた、関西では著名なソムリエさんらしいHさん。

このお二人があるワインのことを「叶姉妹の様なワイン」と形容しました。

僕が理解している範囲で言うと、しっかりと熟したブドウを使い果実感をたっぷりにし、ブドウの果皮や種子を長期間たっぷりとお酒に漬けることによってしっかりと色とタンニンをつけ、小樽でたっぷり寝かせる事によって、樽の香りをしっかりとつけたワインを「化粧が濃い」と表現する事があるようです。
過剰に化粧をしているワインなので、「叶姉妹」なのでしょう。もちろん、否定的な表現です。

一方、司会のHさんは言います。
ボルドーのワインとブルゴーニュのワインを比べるのは、デートに連れ歩く女性と結婚する女性を比べるようなものだそうです。ちなみにデートに連れ歩くのは美人で金遣いが荒くて性格の悪い女なんだそうです。

正直僕はYさんとHさん、それから司会のHさんのどちらにも違和感を覚えました。ワインを女性に例えるということは、昔から普通にされていたことだと思うし、それ自体は問題ないのかもしれません。自分が感じる違和感は何なのだろうと考えると、YさんHさんに対する違和感と、司会のHさんに対する違和感は別のものであることに気づきます。

前者の違和感は、その形容の安易さによるものです。
二人が異口同音に「叶姉妹」と。化粧が濃ければみな叶姉妹なのでしょうか。姉妹って二人いますが、二人の差はゼロなのでしょうか。わかりやすさとインパクトは認めますが、そのことによって、叶姉妹という形容が日本でワインを語る際に既に常套句になってしまっているのを感じました。
「化粧が濃すぎる」と言わずに「叶姉妹のようだ」と言うことによって付加されるものは一体なんなのでしょう。あるいは抜け落ちてしまうものは何なのでしょう。専門家たるもの、安易に常套句に頼る前に、そのあたりにもう少し神経をめぐらせるべきなのではないか、と思った次第です。

後者に対する違和感はもう少し深刻です。
本人は、「ワイン」というものについ肩肘を張って構えてしまう一般の人たちの気持ちを、やさしく解きほぐすようなつもりなんでしょう。けれども、僕には非常に下品な物言いに聞こえます。
もちろん、常にデュマの様に詩的な表現でワインを称えろと言っているのではありません。ただ、女性に対して失礼な物言いなんではないかとも思いますし、やはりもう少し適切な表現を探す必要があるのではないでしょうか。

いきなり目にしたワイン界の人たちがそんなだったので、
「ああやっぱりワインにのめり込む人たちってのは、自分とは合わない人たちなのかなあ」
なんて、少し立ちすくんでしまいました。

ただ、今教えていただいている楠田先生に対してはそういう違和感を感じたことは一度もありませんし、ひとまずは、彼についていきます、ってかんじで乗り切っていきましょう。

後日、同じセミナーに参加したクラスメート(女性)に自分の違和感について話したところ、彼女は、別にそういう物言いが女性に対して失礼だとも思わないし、むしろわかりやすくて良いんではないか、と言っていたことは付け加えておかなければいけません。
なんだ、俺の了見が狭いだけやん。(S)

コメント

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おっと

コメントへのお返事が順序逆になってしまいました。
僕はあの時の4本は正直違いがあまりわかりませんでした。まだまだ全然ダメです。

Unknown

私もその講演を聞いていて、叶姉妹のようなワインの表現はすごく嫌いでした。とくに、その叶姉妹と呼ばれたワインが私は一番好きだったのに。。。私は楠田先生の教え方やワインの説明が大好きです。是非、一緒に楠田先生について行きましょうね。

ありがとうございます

梅香さん、お久しぶりです。
なんだか最近、アコーディオンの話より酒の話が多くなってきてしまいまいした。
違和感わかっていただいて少しほっとしています。
道は険しいですが、最終的には自分の感覚を信じて進んでいくしかありません。それでも、わかっていただける方がいるとやはり安心します。
これからもよろしくお願いします。

わかります~

違和感、わかります。。
時々、詳しい方がそんな言い方されますね~
逆に妙齢な?女性が
「昔の美男が、盛りもすぎたのに
無理して若作りしている感じ」
と、ワインを評したらどう反応するのでしょう?(笑)
評する言葉は、非難するにしても
洒落た言い回しであってほしいですね…
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