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文化度のはなし2

話がやや抽象的なってきました。少し具体的な話をしましょう。まずは、文化がどうやって生まれたのか、というあたりから。

人類が生まれた頃の事を想像してみます。
他の多くの動物たちに比べて貧弱な肉体しか持っていない我々人類は、はじめ、木の実を採取したりして暮らしていました。薄い皮膚しか持たないので、寒いときには何かを身にまとわなければなりませんでしたし、寝ている間に凍えないように、夜でも暖かい住処を作る必要もありました。
やがて、道具を開発して、集団で狩猟をしたり、ワナなんかを作って小動物や魚を捕ったりするようにもなりましたが、いずれにしても、こういった、人類が生き延びてゆく為の営みだけで日々が過ぎてゆきました。

やがて農耕を発明し、集団で定住して農業を営み、農産物を貯蔵しておくことが出来るようになって、人類は史上初めて、「無駄な時間」を手にいれます。これが文化を生み出す余地を作りました。
特に農耕にとって、季節の変化や気候の変化を予測することは、極めて重要な事でした。そこで、暦が発達し、神事が生まれます。これらも、広い意味では生き延びてゆく為の営みではありますが、そこに、やや精神性をまとい始めます。このあたりが文化の発祥でしょうか。
この一連の過程の中で(収穫を待つ、未来に備えて食料を蓄える、といった行為を通して)、人類は「時間」という概念を獲得します。そのことによって、「自分たちはどこから来たのだろう、そしてどこへ行くのだろう。自分が生まれる前は何者だったのだろう、そして死んだあとどこへ行くのだろう。」という哲学的宗教的な問いに直面せざるを得なくなります。
初めてこの問いを発見したとき、きっと我々の祖先はあまりの途方もなさに、気が狂いそうになったのではないでしょうか。自分という存在のあまりのよりどころのなさに、不安で仕方がなかったでしょう。
そこで人類は宗教を発明します。

おっと話が大きくなりすぎてきたぞ。ちょっと軌道修正しますと、ともかくそうやって、人類は「生き延びるために必要な事」以外の事の重要性を少しずつ増して行きます。言い換えれば、文化度を上げてゆくのです。(S)

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