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万が一

2017.12.26.Tue.04:18
天童よしみ45周年記念公演の第一部のお芝居、「浪速のロミオとジュリエット」の作演出は池田政之さんという偉大な方でした。
今回でご一緒させてもらうのは多分3回目。人の仕事に対して、「お金をもらうレベルにはない」と大声で言い放つ、本当に才能のある方です。

普段は台本をもらってから、どこにどんな曲を入れようか、このシーンとこのシーンは同じテーマやしメロディも同じにして、同じテーマでもシーンによってはテンポ変えたりアレンジ変えたりして変化をつけたり、あるいはトータルで全体の曲のバランスなどを考えたり楽器の音色を変えたり、とか、ここには軽くイントロ一小節くらいあった方がノリが良くなるかな、とか、なんせ色々考えながら作ってるわけですよね。

そうやって、かなり計算して何十曲か作るわけですが、万が一、
「とにかく出来た曲を全部よこせ、どこにどの曲を入れるかは俺が全部決めるから」
と演出家に言われてしまうと、これは本当にやるせない。
作った人間に対するリスペクトなんぞはそんな彼には全くどうでも良いことなのでしょう。
お前らは適当に素材だけ出しとけばいいんだよ、あとは芝居の事を一番わかっている俺に任せとけ、というわけですよね。
なんと思い上がった態度なのでしょう。万が一そんな演出家がいるとしたら。

万が一そんな演出家がいるとしたら、そんな演出家は、曲のイントロも嫌います。おそらくはテンポを良くしよう、間がもたないのを避けよう、くらいの考えなのでしょう。でもそればっかりでは一本調子になります。
この登場の場面は役者にイントロをうまく使ってもらって登場してもらって、みたいな事が大切だと思うのですが、なにしろ演出家は役者をバカにしてますから、役者にそんな負担を強いる事を避けようとします。
そんな演出家は役者にきっかけ台詞を言わせることもないようです。なんと役者をバカにしているのでしょうか。

だから常にイントロカットです。それでテンポが良くなっているかというと、そんな事はないんですけどね。
曲の入れ方も、間が持たないとか、過剰に説明的な入れ方の一辺倒です。これは客をバカにした態度でもありますね。
「この程度の本かいて、この程度に演出しとけば客は喜ぶやろ」
みたいに考えているのが見え見えです。万が一そんな演出家がいるとしたら。
スタッフもバカにし、役者もバカにし、観客までもバカにしている、そんな演出家が万が一商業演劇の世界でのさばっているとしたら、それは本当に悲しいことです。


万が一、
iPhoneのデフォルトの着信音を聞いて、こんな感じの曲がいい、とか言い出して、「いや、これはiPhoneの着信音なので」というと、いきなり激高して、
「誰がそんなことを決めたんですか!」
と高飛車に言う演出家がいたとしたら。
それお前が知らんかっただけやん。これBGMに使ったら、ってそもそもそんなに尺ないけれど、ともかく使ったら、多くの客は、携帯鳴ったと思うやん。それ演出的にあかんことくらいわかるよな。
知らない事は恥ずかしい事ではないけれど、万が一そんな演出家がいたとしたら、その人はもっと謙虚にならないとあかんで。

「自分が全てわかっている、全てをわかっている自分の思い通りにしろ。」
ああかっこわるい。なんでみんなで力を合わせようと思わないのでしょうね。万が一そんな演出家がいるとしたらですが。

万が一、
あるとき、役者が読み合わせの時に誰かの名前を二回続けてかみました。確かに言いにくい名前だったかもしれないけれど、その瞬間に、
「名前変えましょう」
と、言いにくいその名前を変えてしまいます。
かんだ役者だって、「ああこんな事したらあかんな、次までにはちゃんとかまないように練習してこないと」
と思っているはずです。そんなに高いハードルではありません。
でも、そんな役者の思いなんて演出家にはどうでもいいことです。
名前変える事で解決しようとします。役者のやる気とかそんな事は彼にとってはどうでもいいのです。それよりも、臨機応変に対応出来る自分に酔っているわけですね。
万が一ですけれども。

万事この調子だと本当に頑張る気持ちを維持するのが難しくなります。

万が一そんな演出家がいたなら、そんな演出家はこの世からなくなってしまえばいいと思います。
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