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カッコよさにも色々あるけれど

仕事に行き詰まったので、チャリでなんばパークスシネマへ。

見に行ったのは、「ジャージーボーイズ」。

JBパンフ


1950年代には貧しい工業地帯だったNew Jersey。そこで生まれ育った逮捕歴さえあるイタリア移民の少年たちが、後に数々のヒット曲を生む人気グループに育っていきます。それが、「フォーシーズンズ」。
ハドソン川を間に挟み、New Yorkの西側に位置するNew Jersey州。
この言わば「尼崎ボーイズ」は、1960年代から70年代に活躍した、「フォーシーズンズ」の楽曲による、彼ら自身の成功と没落を描いた音楽劇です。

元々は、2006年にトニー賞を取ったブロードウェイミュージカルで、それを観たクリントイーストウッドが、「何故誰も映画化しようとしないんだ!誰もやらないのなら俺が撮る!」と叫んで、映画化が決まったとか。


僕自身は、2008年、ウェストエンドでスタートしたばかりの公演を観ています。ロンドンに8泊して、13本の舞台を観た中でのベストが、この「ジャージーボーイズ」でした。
「なんてカッコいいんだ!」
カッコ良さにも色々あるけれど、自分はこういうのが1番好きなんだなあ。
自然と拍手するし、自然と立ちます。


あ、スタンディングオベーションの事ね。

日本だと、コアなリピーター達や制作サイドの関係者なんかが「お決まりの」スタンディングオベーションしたりしますけど、そういうものとは確実に一線を画した一体感がありました。
劇場を出る時はだだ泣きです。


元々、この手の音楽に特段興味はありませんでした。
「はいはい、お決まりの四度進行のオールディーズね。」
位の認識でしたが、これだけのものを見せられてしまうと、好きにならないわけにはいきません。


舞台では、縦横無尽に動き回るドラムセットが効果的で、彼らの演奏を横から、時に後ろから見る事がバックステージ感を高め、彼らに対する親近感を否応もなくかきたてる、という仕掛けでした。

けれど、映画ではそんなアングル当たり前ですからね。映画ならではの良さがどれだけ出せるのか、これも見どころの一つだと思っていたのですが、結論から言うと、特に変わったことをしてはいません。
楽曲を大切に、登場人物のアンサンブルを大切に、そして、ストーリーと楽曲の関連性をしっかり保てば、何も損なわれるものはありません。

序盤、ボブ・ゴーディオが3人と出会うシーンだけでもう泣けてきます。いやそもそも、オープニング、ピアノのリフが鳴り響いた瞬間に、もう持って行かれている自分がいます。
大ヒット曲「君の瞳に恋してる」の生まれる場面なんかもたまりません。俺はこういうのが本当に大好きなんだよおおおおん!
イントロ鳴った途端に涙止まりません。
ラストもカッコいいよおおおおん!

涙涙の一人大拍手です。悪目立ちするので心の中でね。

あと3回位観たい。

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