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村上春樹

2013.06.02.Sun.11:49
また新作が売れているようですね。なんか長たらしいタイトルのやつ。

そもそも最近は読書をほとんどしないのですが、若い頃はそれなりに読んだりしてました。
村上春樹は、初期の作品をいくつか手に取ったけれど、全部挫折してます。行間に見え隠れする作者の気取った横顔に我慢がならなかったんだと思います。その嫌悪感を乗り越えてまで読もうという気にはなりませんでした。
「なんでみんな我慢できるんだろう、いやいや、自分の器量が狭いだけだし、自分には気づかない良さがあるのにちがいない。」
そう思いつつも、それ以降本を手に取ることはありませんでした。

けれど、前作そして今作と社会現象になるほどの売れ行きらしく、ノーベル文学賞の声も聞こえてきますと、20数年ぶりに読んでみてもいいかな、と思い始めたところに、最近ちょっと話題になった村上春樹の新作評です
これを読んだ人たちは一様に「笑った」的な反応。軽妙な筆致はとてもウィットに富んだものではあるし、読者を笑わせようとして書いているのもわかります。
でもそれ以上に自分が思ったのは、ああ、この人の感覚はかなり自分に近いなあ、という事でした。
なんだ、村上春樹は何か反省してそのスタイルを改めたわけではないのか、じゃ読むのやめよっと、と思ってまたもや自省。


世界の端っこにいるのは、村上氏ではなく、こっちの方なのです。この書評にかなり共感する自分よりも、「笑った」とか言っている人達の方が、真ん中に近い場所にいるのは間違いないのです。

自分はずーっと社会の端っこにかろうじてぶら下がって生きている感覚を持っていたはずなのに、一瞬とはいえ何と傲慢な。

一つだけ村上春樹にポジティブな見解を述べるとするならば、あの鼻持ちならない修辞的な物言いも、欧米の言語に翻訳すれば案外受け入れられ易いものかもしれないな、という事です。


だからちゃうねん。受け入れがたいと思っている自分達が少数派なんやって。端っこなんやって。


今回は、自分と同じように感じる人もいるんだ、とそこらあたりが落とし所なのでしょう。僕らの様な人間は、社会の真ん中にデンと腰を据えることは永久にできないのです。そんなこと、もう30年以上も前からわかっているよーんだ。
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