初生ユーミン2

会場の入り口にこんな看板が。僕が聞いていたのはだいたい上から三段目くらいまで、せいぜい四段目が少し、といったところです。
でまあ感想の続きです。そんな最高の滑り出しを見せたステージでしたが、徐々に「ごった煮」感が強くなってきてしまいました。そもそも自分はシンクロナイズドスイミングあんまり好きじゃないんです。すげーなーとは思うけど、きれいだなあとは思った事がありません。
綱渡りもそれはすごいんですけど、「朝日の中で微笑んで」をバックに綱渡りされても、こっちはどうしていいか困ってしまいます。一瞬でもバランスを崩せば落っこちてしまうような緊張の中、一歩一歩慎重に進むパフォーマーとそれを見守る我々の間の張りつめた空気と、バックに流れる音楽がどうにも乖離してしまっている気がしたのです。
などなど色々な事を考えました。色々な意味で値打ちのある二時間半だった事は間違いないですし、次から次へと繰り出される名曲の数々に、改めてユーミンのソングライターとしての偉大さを思い知らされもしました。
はい、そして気がつくと今日はボネールさんで演奏です。適度の緊張感は失わずに、しかしリラックスして力の抜けた演奏が出来ればと思っております。(S)