メトロノーム練習その2
たしろさんから練習法に対する質問がありました。うまく説明できるでしょうか?
どんなテンポでもいいのですが、まずは四分の四拍子、四分音符=120位ではじめます。
「1ト2ト3ト4ト」
これで一小節ですね。八分音符が八つとお考えください。奇数番目の音符が「オモテ」で、偶数番目の音符が「ウラ」になります。
メトロノームの刻む音が、「ト」の位置つまり、「ウラ」の位置つまり、二番目四番目六番目八番目の八分音符の位置に来るように、「1,2,3,4,1,2,3,4,・・・」と声にだしながら、四分音符で手拍子を打ちます。そうすれば、自分の声と手拍子が、「オモテ」の位置つまり、一番目三番目五番目七番目の八分音符ということになります。
声を出す理由は、クリックをオモテにとって、自分がウラを打ってしまうのを防ぐ為です。
自分の手拍子が速くなったり遅くなったりすると、その「ト」の位置にあったはずのクリック音がすぐに気持ち悪い事になってきて、初めのうちは、知らないうちに、自分の手拍子とクリックが一致してしまったりします。これを、そうならないように、何も考えなくても「1(ト)2(ト)3(ト)4(ト)」とずーっと繰り返せるようになるのが最初の目標です。
出来るようになったら、楽器を持って、任意の曲(初めは四分の四拍子で、四分音符=120かそれより少し遅い曲がいいでしょう)で練習します。常に(ト)の位置でクリック音が鳴るようにリズムをキープしてください。
ご理解いただけましたでしょうか。これ実演すれば簡単に理解できると思うんですけど、言葉だけで説明するとややこしいですよね。(S)
どんなテンポでもいいのですが、まずは四分の四拍子、四分音符=120位ではじめます。
「1ト2ト3ト4ト」
これで一小節ですね。八分音符が八つとお考えください。奇数番目の音符が「オモテ」で、偶数番目の音符が「ウラ」になります。
メトロノームの刻む音が、「ト」の位置つまり、「ウラ」の位置つまり、二番目四番目六番目八番目の八分音符の位置に来るように、「1,2,3,4,1,2,3,4,・・・」と声にだしながら、四分音符で手拍子を打ちます。そうすれば、自分の声と手拍子が、「オモテ」の位置つまり、一番目三番目五番目七番目の八分音符ということになります。
声を出す理由は、クリックをオモテにとって、自分がウラを打ってしまうのを防ぐ為です。
自分の手拍子が速くなったり遅くなったりすると、その「ト」の位置にあったはずのクリック音がすぐに気持ち悪い事になってきて、初めのうちは、知らないうちに、自分の手拍子とクリックが一致してしまったりします。これを、そうならないように、何も考えなくても「1(ト)2(ト)3(ト)4(ト)」とずーっと繰り返せるようになるのが最初の目標です。
出来るようになったら、楽器を持って、任意の曲(初めは四分の四拍子で、四分音符=120かそれより少し遅い曲がいいでしょう)で練習します。常に(ト)の位置でクリック音が鳴るようにリズムをキープしてください。
ご理解いただけましたでしょうか。これ実演すれば簡単に理解できると思うんですけど、言葉だけで説明するとややこしいですよね。(S)
コメント
打点予測と発音までの時間との関係など
「跳ねた音」の想定リズムのことはよく分かりました。面白い表現ですね。
「打点予測」は一般的な用語ではありませんが、要すればメトロノームが「カチッ」と鳴る瞬間が予測可能かどうかということを表したつもりです。指揮者のタクトの動きや演奏者の動きはこれが可能なように動くのに対して、メトロノームの場合は、振り子式のように(視覚的な要素によって)これが容易なものが最近少なくなって来ました。(電子式でも視覚的な要素を加えるように工夫されたものがあります。)
◎実際の演奏で打点予測が必要な理由は、
・発音までの時間が音域や奏法によって異なる(柔らかい低音を出そうとすると一般に時間がかかり、打点に合うように前倒しで発音操作しなければならないとか、高音のアタック時にはほぼ瞬時に発音が期待出来るなどがあります)
・楽器の種類毎に、鳴り出すまでの時間に差がある
・奏者間の距離によって音の到達時間に差が生じる
・エフェクトなどを加えたとき、聴感上タイミングが違って聞こえることがある
などなどが有りますから、実際の演奏時には奏者はこれらを良いタイミングで一致させるための操作を無意識のうちに前倒しなどで調節している訳ですね。
今回のようなメトロノームとの合わせ練習の場合は、「打点予測」が出来ないと、このような操作を加えることが出来ないので、最初のコメントはこのような問題意識から出発した訳です。
今日は本番ですね、演奏、頑張ってきて下さい。
「打点予測」は一般的な用語ではありませんが、要すればメトロノームが「カチッ」と鳴る瞬間が予測可能かどうかということを表したつもりです。指揮者のタクトの動きや演奏者の動きはこれが可能なように動くのに対して、メトロノームの場合は、振り子式のように(視覚的な要素によって)これが容易なものが最近少なくなって来ました。(電子式でも視覚的な要素を加えるように工夫されたものがあります。)
◎実際の演奏で打点予測が必要な理由は、
・発音までの時間が音域や奏法によって異なる(柔らかい低音を出そうとすると一般に時間がかかり、打点に合うように前倒しで発音操作しなければならないとか、高音のアタック時にはほぼ瞬時に発音が期待出来るなどがあります)
・楽器の種類毎に、鳴り出すまでの時間に差がある
・奏者間の距離によって音の到達時間に差が生じる
・エフェクトなどを加えたとき、聴感上タイミングが違って聞こえることがある
などなどが有りますから、実際の演奏時には奏者はこれらを良いタイミングで一致させるための操作を無意識のうちに前倒しなどで調節している訳ですね。
今回のようなメトロノームとの合わせ練習の場合は、「打点予測」が出来ないと、このような操作を加えることが出来ないので、最初のコメントはこのような問題意識から出発した訳です。
今日は本番ですね、演奏、頑張ってきて下さい。
跳ねた音符の時
軽音楽の場合、付点8分と16分の組み合わせで「スウィング」することは非常に希かと思われます。3連で取って、2対1、あるいはテンポが上がってくるともう少しイーブンに近くなります。
細かく言えば、テンポやノリに応じてウラ拍の位置も微妙に違ってくるわけですが、まず、2対1と考えてよさそうに思います。
打点予測方式に関しては、自分は全くの門外漢で、言うべき物を持っておりません。
細かく言えば、テンポやノリに応じてウラ拍の位置も微妙に違ってくるわけですが、まず、2対1と考えてよさそうに思います。
打点予測方式に関しては、自分は全くの門外漢で、言うべき物を持っておりません。
言葉では難しいですが
なるほど先日1234・・・・の数字と●や△を使って質問したことについては、回答は“Yes.”だったのですね、良かった。
一方、“跳ねた音符のウラ”というのは、跳ねた音符が付点4分音符と16分音符の組み合わせのときは、先日のあの図では予想通り8のタイミングのことを指していたようですが、これほどシビアなリズムは打点の予測が出来ない状態が前提では、余程遅いテンポでない限り僕にはとても真似が出来そうにありません。
ところで、打点予測方式は実務上は必須の技術なので、一般論としてはどちらにも対応出来るようにする必要が有りそうですね。
一方、“跳ねた音符のウラ”というのは、跳ねた音符が付点4分音符と16分音符の組み合わせのときは、先日のあの図では予想通り8のタイミングのことを指していたようですが、これほどシビアなリズムは打点の予測が出来ない状態が前提では、余程遅いテンポでない限り僕にはとても真似が出来そうにありません。
ところで、打点予測方式は実務上は必須の技術なので、一般論としてはどちらにも対応出来るようにする必要が有りそうですね。