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楽団ひとり

観て参りました。カウチサーフィンで知り合ったショーゴくんです。



右足でスネアとシンバル類、左足でべードラ役のカホン時に右のスネアも、両腕にはギターを抱え、口元には、ハーモニカとカズー。などなど一人で沢山の楽器を一度に操ります。ハーモナイザーで、タップ一発で、三度上ハモってのも面白かった。20年程前、僕が持っていたハーモナイザーには、スケールを捉える機能なんてありませんでした。テクノロジーも進歩しています。
総じてなかなか大したもんです。


で、同時上演の「インプロ」も見て来ました。
ここでインプロというのは、即興芝居を指すようです。設定だけ決めて台本無しで演じるのを、僕らは「エチュード」などと呼んでいましたが、まあそれの発展形でしょうか。

始めと終わりのセリフだけを決める、とか、うわさ話をしていて、次々とその噂の主が現れる、とか、誰かの部屋のディテールをある程度作ってから、それに沿った即興芝居をするものとか、それぞれに名前がついています。


僕も昔、「エチュード」なんかはよくやりました。まれに、奇跡的に面白くなったり感動的になったりすることがあります。多分、そう言うのを目指しているんだろうと思います。
でも逆に、やればやるほど、特に同じ仲間でやればやるほど、ある種のパターン、無意識の約束事、困った時の予定調和などが出てきて、新鮮味を失ってしまうというリスクがあります。


で、今回の出し物は、まあたまに面白いときもあるけど・・・という感じでした。
何より気になったのは、「僕たち面白いでしょ、面白いことやってるでしょ」的な押しつけがましい空気。控えめな楽団ひとりを見習いなさい。
でも、こういう事する人って、得てしてそういう感じになるのは何となくわかる気がします。
そういうのを感じると、途端に引いてしまう天の邪鬼な私。他の人にとってはそれほどでもない可能性大です。

あくまで個人的な感想ですが、敢えて、そういう空気を極力消すように努力する必要があると感じました。そうすればもう少し素直に楽しめたかな、と思います。

演じている最中に半分素に戻って笑ってしまうのも、基本的にはNGでしょう。時として場の空気を和らげる効果はあるものの、それに頼ってしまうのは志が低いように思います。

コメント

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ともかくお疲れさまでした

即興の音付も、案外いけてたで。

バンドの場合はさ、
「どや、俺らカッコええやろ、まあ聴けや」
的押しつけがましさはアリやと思うんですけどね。もちろん、その分、合格点も上がってしまうけれど。

インプロはねえ、うーん。

僕は芝居には厳しいのかもしれない。兎に角スクエア観に来てちょうだい。

私のは

控えめなんじゃなくて、自信無いだけですよぉ(笑)

しかしご指摘、的確です。私、もちろんリハから観てたんですが、リハーサルが一番良かったと思います。本番は、全体的に緊張があったのか、(動きも展開も)固かったように感じました。

即興って自由ですが、良くも悪くも、どのようにでも転んでしまうところが怖いですね。その点ぼくのは、練習した分だけ表現できるから楽ですわ。

「押し付けがましい空気」凄くわかる気がします。バンドなんて組んでしまうとそういう空気ができてしまうのが嫌だから1人でやってるというのもある気がします。

このところ、しんさんにお世話になりっぱなしですね・・精進しまーす!
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