ソフトウェアサンプラーってなんだかわかる?
恥ずかしながら、一応、音楽を作ったりして暮らしております。
音楽を作ったりして暮らしているので、家にはそこそこの機材がそろっています。不完全ながら、防音設備もしております。大抵の事は出来ると思っていたのですが、今回の仕事で、出来ない事があることに気づき、ソフトウェアサンプラーを買ってしまいました。
どんな事かと申しますと、音楽が途中から段々ピッチが落ちていって、スクラッチアウトする、という、割とアナログな効果です。
10年ほど前には、なんだかチープなソフトウェア上でそれが出来たのですが、何故だか、今持っているちょっとよさげな音声編集ソフトウェアではそれが出来ません。
なんでやねーんと思いますが、仕方がありません。
そこで、やっぱりサンプラーの出番なのでしょう。
そもそもサンプラーってのはなにかと申しますと、簡単に言えば、楽器の音などを録音して、それを鍵盤などで鳴らしてしまえ、という機械です。
サンプラーのはしりの様なものとしては、1960年代末に、メロトロンと呼ばれる楽器が登場しています。これは、ピアノ型の鍵盤を押さえると、テープレコーダーが回り出して、そこに録音されていたオーケストラの音とか、フルートの音とかが再生される、という楽器です。
鍵盤一つ一つにテープ再生機がついている様なものですから、でかいし重いし立ち上がりも悪いし、いろいろと問題は抱えつつも、初期プログレッシブロックの発展に大いに貢献したことは論を待ちません。
時は下って、ICがLSIになり、さらにチップとか呼ばれるようになる頃には、デジタルテクノロジーが、どうにか音を扱えるだけの力量を備えはじめます。そこで、言わば、「デジタル式メロトロン」とも言うべきものが生まれます。
僕が知る限りでは、一般ユーザーでも手が届く様になったのは、Ensoniqのものが最初です。それでも40万以上したので、到底買えるわけもありません。
ともかく、デジタルサンプラーの登場です。
僕が初めて買ったサンプラー(しょてから「デジタル」は省略です。サンプラーはデジタルなのです)は、RolandのS-50。多分日本のコンシューマー向けの一発目だったのではないでしょうか。これでも20万以上しました。その時は、ピアノの音にやられました。ちゃんとボディーが鳴っている音に聞こえたのです。デジタルピアノも今ほどクオリティが高くない頃でしたので、そのピアノの音だけでも、「買い」でした。
その後、サンプリング技術はもとより、音の残響に対する研究も進み、今では、どんな音でもそれなりに「箱」で鳴らした音を手に入れることができますが、当時は、ようやくデジタルリバーブが出てきた時代。
80年代序盤くらいかな。
ヤマハのコンシューマー向けデジタルリバーブ初号機、R-1000てのも買ってしまいました。確か、120000円くらいしました。あと、サンプリング音源のリズムマシンが出てきたのもこの頃でしょうか。でも話が広がりすぎるので、ちょっとおいときましょう。
その後、サンプラーはAKAIの天下になります。これもまた話が広がるのでおいときましょう。
色々な人達が、サンプラーで使えるような音源(デジタルの音データ)を発表したり、個人が自分でそういうものをレコードから拝借したり、あるいは自分で録音して使ったり、そんな時代が続きます。
そして、更なるテクノロジーの進化により、スタンドアロンの楽器あるいは機材であったサンプラーがコンピュータの中に取り込まれていきます。これが、ソフトウェアサンプラーです。
そいつを先日買いました。

MachFive2です。
マニュアル英語です。明日のMAに間に合うのか!?
音楽を作ったりして暮らしているので、家にはそこそこの機材がそろっています。不完全ながら、防音設備もしております。大抵の事は出来ると思っていたのですが、今回の仕事で、出来ない事があることに気づき、ソフトウェアサンプラーを買ってしまいました。
どんな事かと申しますと、音楽が途中から段々ピッチが落ちていって、スクラッチアウトする、という、割とアナログな効果です。
10年ほど前には、なんだかチープなソフトウェア上でそれが出来たのですが、何故だか、今持っているちょっとよさげな音声編集ソフトウェアではそれが出来ません。
なんでやねーんと思いますが、仕方がありません。
そこで、やっぱりサンプラーの出番なのでしょう。
そもそもサンプラーってのはなにかと申しますと、簡単に言えば、楽器の音などを録音して、それを鍵盤などで鳴らしてしまえ、という機械です。
サンプラーのはしりの様なものとしては、1960年代末に、メロトロンと呼ばれる楽器が登場しています。これは、ピアノ型の鍵盤を押さえると、テープレコーダーが回り出して、そこに録音されていたオーケストラの音とか、フルートの音とかが再生される、という楽器です。
鍵盤一つ一つにテープ再生機がついている様なものですから、でかいし重いし立ち上がりも悪いし、いろいろと問題は抱えつつも、初期プログレッシブロックの発展に大いに貢献したことは論を待ちません。
時は下って、ICがLSIになり、さらにチップとか呼ばれるようになる頃には、デジタルテクノロジーが、どうにか音を扱えるだけの力量を備えはじめます。そこで、言わば、「デジタル式メロトロン」とも言うべきものが生まれます。
僕が知る限りでは、一般ユーザーでも手が届く様になったのは、Ensoniqのものが最初です。それでも40万以上したので、到底買えるわけもありません。
ともかく、デジタルサンプラーの登場です。
僕が初めて買ったサンプラー(しょてから「デジタル」は省略です。サンプラーはデジタルなのです)は、RolandのS-50。多分日本のコンシューマー向けの一発目だったのではないでしょうか。これでも20万以上しました。その時は、ピアノの音にやられました。ちゃんとボディーが鳴っている音に聞こえたのです。デジタルピアノも今ほどクオリティが高くない頃でしたので、そのピアノの音だけでも、「買い」でした。
その後、サンプリング技術はもとより、音の残響に対する研究も進み、今では、どんな音でもそれなりに「箱」で鳴らした音を手に入れることができますが、当時は、ようやくデジタルリバーブが出てきた時代。
80年代序盤くらいかな。
ヤマハのコンシューマー向けデジタルリバーブ初号機、R-1000てのも買ってしまいました。確か、120000円くらいしました。あと、サンプリング音源のリズムマシンが出てきたのもこの頃でしょうか。でも話が広がりすぎるので、ちょっとおいときましょう。
その後、サンプラーはAKAIの天下になります。これもまた話が広がるのでおいときましょう。
色々な人達が、サンプラーで使えるような音源(デジタルの音データ)を発表したり、個人が自分でそういうものをレコードから拝借したり、あるいは自分で録音して使ったり、そんな時代が続きます。
そして、更なるテクノロジーの進化により、スタンドアロンの楽器あるいは機材であったサンプラーがコンピュータの中に取り込まれていきます。これが、ソフトウェアサンプラーです。
そいつを先日買いました。

MachFive2です。
マニュアル英語です。明日のMAに間に合うのか!?
コメント
犬の鳴き声の音階
なんかもありましたね。当初はかなり面白かったです。
ソフトウエア
ハモンドB3とか往年のアナログの名器をソフトウエアでシミュレーションした音源っていうのもありますね。
ただし、ソフトウエア音源はパソコンの負担が大きくて非力なパソコンでは立ち上がりが悪くなるので、やっぱり外付けのハード音源のほうがいいみたい。
サンプリングマシンの超廉価版としてはカシオトーンとかヤマハのミニキーボードにまでサンプリング機能が付いた時代がありました。
マイクに向かって馬鹿!とか叫んで録音すると、その馬鹿って声が音階になって、鍵盤上でバカ、バカ、バカ・・・と音階が弾けるのが驚きでした。
ただし、ソフトウエア音源はパソコンの負担が大きくて非力なパソコンでは立ち上がりが悪くなるので、やっぱり外付けのハード音源のほうがいいみたい。
サンプリングマシンの超廉価版としてはカシオトーンとかヤマハのミニキーボードにまでサンプリング機能が付いた時代がありました。
マイクに向かって馬鹿!とか叫んで録音すると、その馬鹿って声が音階になって、鍵盤上でバカ、バカ、バカ・・・と音階が弾けるのが驚きでした。