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William Fevre

地中海に別れを告げて5日。ついに、シャルドネの北限、シャブリにたどり着きました。

かわいいレストランでヘヴィなランチを終えたあとは、シャブリを代表する大手メゾン、William Fevreです。


なんだか英国の香りがする名前ですが、フランスのポピュラーな名前に、ギヨームというのがあり、一時期それを英国風にWilliam、とするのがはやったそうで、創業者がイギリス人とかそういうことではないそうです。
僕が手を挙げて質問するのは、まず、こういったワインとは直接関係ない事だけです。

さて、1850年に設立されたウィリアムフェーブルは、46haの自社畑を所有しています。そのうちグランクリュが16ha、プルミエクリュが12ha、その他が20ha、あれ?計算合いません。どっかを聞き間違えたようですが、まあだいたいこんな感じです。
製造はほぼビオ。年間に35万本作ります。
ちょっと計算してみましょう。35万本ってことは、リットルに直すと、ざっと27万リットル。ワインの世界では収量をヘクトリットル/ヘクタールで表す事が多いのでそれにならう事にします。ヘクトというのは100ですから、27万リットルは2700ヘクトリットル。46ヘクタールで2700ヘクトリットルということは、収量は、58hl/ha余りということになります。
極めておおざっぱに言うと、この収量は少ないほど良いワインである可能性が高くなります。ぼんやりとした印象で言いますと、名の通ったワインとしては、やや多めの収量と言えるかと思います。もちろん収量で全てが判断出来るほど、ワインの世界は簡単ではありません。あくまで、数ある物差しの一つであるとお考えください。

シャブリには珍しく、選果というプロセスがあります。まあ、ボブをして「世界一緻密な選果」と言わしめたクスダワインの選果を経験している自分からすれば、驚くようなものでもないんでしょうけれど。もちろん、あれは、量が少ないから出来ることですが。
ともかく、シャブリでは選果というのは極めて珍しいそうです。
10%から80%ほどの割合で樽で発酵させます。といっても、新樽では木の香りがつきすぎるので、新樽率は2%におさえます。
ネゴシアンとしては年間100万本。ブドウを買うのか、ワインの状態で買うのかは聞きそびれましたが。エチケットに”Domaine”の文字があるかないかで、ネゴシアンものかドメーヌものかを判別できるそうです。

シャブリを特徴づけるものの代表が、土壌。キンメリジャンと呼ばれるこの土壌は、遠くイギリスまで続く、海が隆起して出来た石灰層です。主に牡蠣などの貝がらからなっており、ところどころにある白い崖では、10メートル以上もの石灰の層を見ることができます。ブドウ畑の中を横切る道も真っ白で、あたかも雪が降ったあとのようです。
こんな、ミネラルを大量に含んだ土壌から出来るシャブリは、牡蠣などの貝類に合うと言われます。
コートドールよりもまだ北にあるここシャブリは、シャルドネを使った非発泡性のワインの北限です。というのも、発泡性のワイン産地、シャンパーニュはここより北にあるからです。シャンパーニュではおおざっぱに言って、三分の一くらいがシャルドネなのですが、それはまた次のお話。

南東から北西へ流れるスラン川沿いに広がるこのシャブリは、主に、川の右岸つまり南西向きの斜面にグランクリュ畑が広がっています。
フランス南部では、いかに冷涼であるかが大切でしたが、ここまで北に来ると、いかに日照を確保するかがとても重要な事になってきます。

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